The Joyce Family

ジョイス家

バンダバーグ地域のマカダミア生産者

ナタラへようこそ。ここはジョイス家が所有する、緑豊かなマカダミア農園です。クイーンズランド州の農業の中心地バンダバーグに位置し、広さ約500エーカーの農園には、4年から17年の木齢を持つ約60,000本のマカダミアの木が育っています。

この農園は、デュアンが早い段階でマカダミア栽培の可能性に気づき、労働集約的だったサツマイモ栽培から徐々に転換していったことから始まりました。その後、弟のジェイミーと妻のカレンがブリスベンから移住して農園経営に加わり、現在では年間およそ650トンのマカダミアを生産しています。若い木が数年後に成熟すれば、この収穫量はさらに増える見込みです。

家族経営の農園と少人数のスタッフを管理しながら、ジョイス家はオーストラリア原産のこのナッツの未来に大きな可能性を感じています。

「マカダミア業界にとても期待しています。世界のナッツ市場の中でまだ2%しか占めていないので、成長の余地がとても大きいんです。まだマカダミアに触れたことがない国もありますし、そのおいしさや魅力を知らない人も多いんですよ」とジェイミーは語ります。

オーストラリアのマカダミア産業は、他のナッツ作物に比べるとまだ若い産業です。そのため、生産者が独自の研究を行ったり、新しい栽培方法を試したり、最新技術を取り入れたりする機会も多くあります。

農園の改善を常に考えているデュアンは、ナタラ農園で独自の機械装置の試作も行っています。その一つが、石や枝を取り除くための二段式チルトテーブルです。また、マカダミアの果皮を取り除く新しい方式の収穫機を導入した最初の生産者でもあります。こうした革新はすでに他の農園にも広がり、マカダミア産業全体の効率向上と持続可能性の向上に貢献しています。

 


上: ジェイミーとカレン・ジョイス、そして農場犬のローラ

 

ジョイス家の農園では、太陽光エネルギーを活用した最新の灌漑システムも導入されています。農園内に設置されたソーラーパネルがポンプステーションのバルブ切り替えや土壌の水分量の監視に必要な電力を供給しています。

これらのデータはスマートフォンで確認できるため、必要な場所に必要なタイミングでのみ灌漑を行うことができます。また、大型の作業小屋や整備工場も太陽光発電で電力をまかなっており、収穫期の加工シーズンにはほとんどの機械をこの電力で稼働させています。

ナタラ農園のいたるところで、ジョイス家は環境に配慮した取り組みを実践しています。

「木は炭素を吸収してくれるので、それだけでも環境にとってプラスになります。マカダミアの果皮を他の有機物と混ぜて木の下に戻し、農園の中で循環させています。また、農薬の使用もできるだけ穏やかな方法を選び、益虫を守りながら自然のバランスを保つようにしています」とジェイミーは説明します。

こうした取り組みに応えるように、農園の周囲には鳥のさえずりが響き、豊かな自然が広がっています。都市から移り住んだジェイミーとカレン、そして愛犬ローラにとって、この暮らしはまったく新しいライフスタイルとなりました。

「ここは本当に美しい場所です。500エーカーの土地があると、バギーに乗って農園を回るだけでも楽しいんですよ。この地域の新鮮な食材にも恵まれていて、都会から来た私たちにはとても新鮮でした。そして家族経営の会社と一緒に仕事ができるのも嬉しいですね。私たちの農園と同じように、家族で運営している企業ですから。地域の産業を支えられるのはとても素晴らしいことだと思います。」