The Emery Family

エメリー家

バンダバーグ地域のマカダミア生産者

エメリー家は、再生型農業と革新を取り入れながら、持続可能な農業を大切にすることでマカダミア業界に新しい価値を生み出しています。家族で営むこの農園は、ニックとキャサリン夫妻を中心に運営されており、2人の息子リードとケントンは160エーカーのこの農場で育ちました。2011年、都市での生活を離れるという大胆な決断をし、生産性の低かった農園を購入したことがすべての始まりでした。そこから自然の循環を重視した農業の考え方と効率的な運営方法を取り入れ、農園の再生に取り組んできました。

「私たちは再生型農業の考え方を取り入れ、化学肥料や除草剤の使用をやめて、まずは土壌の健康を整えることに集中しました」とニックは語ります。

マカダミア農園で育ち、土壌が年々改善していく様子を見てきたリードは、大学で再生型農業を学ぶことを決意しました。当時オーストラリアでもまだ珍しかった専門プログラムの一つです。こうした理念を土壌の生態系に応用した結果、エメリー家の農園は着実に成果を上げ、マカダミアの収穫量も年々向上しています。

また、チャータード・プロフェッショナル・エンジニアでもあるニックは、農業分野の新しい技術や機械化にも強い関心を持っていました。自身の専門知識を活かし、効率の向上と廃棄の削減に取り組みながら農園を発展させてきました。高度な設備を備えた脱殻・選別・乾燥施設は、設備を持たない地域の小規模農家も利用することができ、より良い品質と収益の向上に貢献しています。

美しい景観に囲まれたこのマカダミア農園には、ヨーロッパミツバチ、在来種のミツバチ、そしてハリナシバチなどが定着しており、開花期の受粉に重要な役割を果たしています。農園の約40エーカーは在来植生のために保護されており、小型の有袋類やハリモグラ、さらには小川ではカモノハシが見られることもあります。

家族や木々、そして土壌の上と下に暮らすすべての生き物を大切にすることで、エメリー家の農園には多くの生命が共に生きる環境が育まれています。信念を大切にしながら柔軟な働き方を実現している彼らは、仕事と生活のバランスも大切にしています。休日にはボートで海へ出たり、釣りやキャンプを楽しんだりと、地域の手つかずの島々で自然を満喫しています。

私たちと同じように、エメリー家も品質、思いやり、誠実さ、そして持続可能な未来に向けて共に成長していく自由を大切にしています。